今回は、鎌倉市にて玄関の上がり框(かまち)の単板剥がれを補修しました。
一見すると分厚い板が使われているように見える框ですが、大抵は木製基材の表面に薄い板(単板)が貼られて作られています。
経年劣化や湿気、物をぶつけたりなどの物理的なダメージによって、単板が剥がれてしまうことがあります。
補修前がこちら
こちらのお客様ですが、よく玄関に水を流して掃除をされるとのこと…。
框の下側は単板の端部が露出しているので、そこから水を吸い込み劣化して剥がれにつながったようです。
一度剥がれ始めると範囲は広がる一方… 家に入って最初に目にする場所ですから気になりますよね( ;∀;)
更にささくれが刺さったりする危険性もあるので、早めに修繕するのが吉です。
まずは下地処理から
さて施工ですが、まずは剥がれかけている箇所を接着してこれ以上範囲が広がらないようにします。
その後、剥がれて無くなってしまった部分を再生すべく、パテの充填と成形を繰り返していきます。
パテ成形中
パテの成形が終わったら、オリジナルの色に合わせて調色した塗料を塗り、さらに木目を手描きで再現していきます。最後にクリア(透明)塗装により表面の保護とツヤを合わせて施工完了です。
補修後がこちら
いかがでしょうか?綺麗に直りましたね(*^^)v
お客様にも「ずっと気になっていたから綺麗になって嬉しい!」と大変お喜びいただけました(^^♪
交換となると周辺部分も絡み大掛かりになり、時間も費用も掛かってしまいますが、リペア(補修)なら時間も費用も抑えることができます。そして使えるものを使い続けるのでとてもエコです!
交換、張替えの前に是非リペアを検討してみてください!
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